『イモータル(萩耿介著書/中公文庫』を読んだ感想。

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イモータル (中公文庫)

小説『イモータル(萩耿介著書/中公文庫』を読みました。読んで感じたことは、全ての物事には「流れ」「つながり」「縁」が詰まっているということです。歴史と置き換えてもいいかもしれません。仏教でいえば「縁起」ですね。

本書の内容は、インドで消息を絶った主人公の兄が残した「智慧の書」を辿る旅の話になります。舞台は現代から18世紀のフランス革命、17世紀インドのムガル帝国へと駆け巡っていくのです。本書を読んでいくと、現代まで受け継がれている宗教や哲学、文化の奥深さ、重みを思い知ることができます。中には消えてしまった宗教や哲学、文化もあるでしょう。今残っているそれらは様々な人たちの努力のおかげで現代まで受け継がれてるわけです。

今、存在しているあらゆる物事にはあらゆる歴史や想いが詰まっている、と強く感じさせてくれます。もっともっと想像力を働かせ、それらを感じていきたいと思わせてくれる良書です。