表象書き換え理論とは

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「それはすでに知ってます」

よく勉強中の方で、こう言う人がいます。

しかし、「知っている」と本当の意味での「わかる」には、天と地ほどの大きな差があります。

たとえば、独立起業希望者にドラッカーの本を勧めたりします。

ドラッカーは普遍性のあるメッセージが多く、独立起業希望者にもおすすめの良書です。

 

ところが、この本を勧めると、「すでに読みました」と答える人がいたりします。

さらにこう聞きます。

「何回読みましたか?」と。

すると、だいたい、「?」という顔をされるか、「1回です」と答えます。

 

それから、「わたくしは、この本を100回以上読んだ人で、実際にお金持ちになった人がいます。あなたはどうでしょうか?」と聴いたりします。

センスのいい人ならここで、「は!」っと気づく場合もあります。

これが、「知っている」と「わかる」の違いを読み解くヒントです。

 

「知っている」とは、まだ本当には理解していない。ものになっていない状態です。

「わかる」状態とは、その理論を、しっかり自分の言葉で説明でき、さらに、他のあらゆる場面で応用が利く状態です。

この「知っている」から「わかる」への変化を、心理学用語で「表象書き換え理論」と言います。

 

「たまたまできた」というのは、まだ本当の意味で「わかる」ではない状態です。

なぜうまくいったのか?

それをしっかり言葉で説明できる状態になって、はじめて「わかる」状態と言えます。

もし、「すでに知っています」という言葉が出てきた時は、ちょっと気をつけるとよいかもしれません。