これは面白い!めっちゃ良書に出会いました。

「お金の未来」を読み解く稀有な本です。

資本主義経済の「次」を知りたい方にオススメです。

新しい時代のお金の教科書 (山口揚平著書・ちくまプリマー新書)』 

いや〜読書してると、奇跡的にこういった良書に出会えるから止められません。

 

で、いったいどんな本か?

まず、ザックリいうと、これからの時代は「時間主義経済」になるということです。

お金なんてさらに「無価値になる」というわけです。

当然ながら、仮想通貨も同様です(笑)。

だから、そんなものを追ってどうするのか、と。

もっと大事なのが「時間」ですよ、と。

 

実際、私も「時間価値」に関してはかなりうるさい人間です。

失ったお金はいくらでも取り返せます。

が、失った時間は取り返すことができません。

そして、その時間というのは、単純に一分一秒と価値を評価できるものではありません。

人によって時間価値は大きく異なるのです。

 

例えば、通勤時間の30分と、大好きな恋人といる30分と同じでしょうか?

ツマラナイ作業の30分と、楽しいハワイ旅行での30分は同じでしょうか?

多くの人が両者の時間価値の違いに気づくでしょう。

これからの時代はお金よりも間違いなく「時間」が大事になってきます。

「それ」に気づいている人こそがお金を儲けやすい時代ともいえます(20世紀は違いました)。

 

だから、本当に申し訳ないのですが、私は時間価値に対して、非常にシビアに考えてて、例えば、飲み会やパーティー、大事な商談でも「他の時間」と比較して、評価が低くなった場合は、迷わずその場から去ります。または帰っていただくことがあります。

別にその場にいる人が嫌だとかではないんです。

ただ単純に「他に時間を使った方いい」と考えているだけです。

確かに「我慢」してやり過ごすことも大事かもしれません。

が、それは「相手」に対して失礼だと考えています。

イヤイヤでツマラなさそうにあなたが相手と接したら、あなたも嫌だし、相手も嫌だろうと思います。

で、それなら、あなたは潔くその場を去るべきだし、逆の立場だとしても相手を縛ってはいけないと考えています。

なぜなら、「時間こそ」が最も貴重だと思うからです。

相手の大切な何ものにも変えがたい時間を奪ってはいけません。

 

しかしながら、例外として、相手にとって、「あなたといることが必要である」などと考えられる場合はその限りではありません。

例えば、将棋や囲碁の相手をしていて、あなたがその場から去ったら、ゲームが成り立ちませんよね(笑)。

この場合はいることの重要性は高まります。

ただし、自尊心を傷つけてくる、生命の危機に関わる場合は途中退出すべきでしょう。

 

それと、セミナー講師をやってる時とかも途中で放り投げてはいけません(笑)。

それは、そもそも「契約」や「法律」というものが前提にありますから、それだと商慣習が成り立たなくなってしまいます。

もしも去った場合はそれ相応の罰を受ける覚悟は必要です。

どうしても去りたい場合はきちんとした手続きを取る必要があるでしょう。

セミナー講師に限らず雇用関係なども同様です。

ただし、こちらのケースも、自尊心を傷つけてくる、生命の危機に関わる場合は素早く退出すべきでしょう。

あなたがいなくても「その場は成立する」又はあなたの「必要性がない」と感じた時だけその場を去ればよいと思います。

 

ここまで、かなりシビアに考えていると思われるかもしれませんが、情報化社会真っ只中の昨今、本当に気をつけないとあっという間にあなたの「時間」は過ぎ去ります。

「時間泥棒」からあなたの身を守る術を持っていなければ、あっという間に年はとっていきます。

10代、20代、30代、40代、50代、60代、それ以上と、それぞれの時間は同じ単位でも価値が全く異なるのです。

年をとった時に「後悔するリスク」だけは避けねばなりません。

 

それと、本書でも、

これからはより自らの時間単価価値を意識して生きてゆく必要があるでしょう。(P159より引用)」

と言及している通り、時間単価価値を「知る」ことはとても大切です。

あなたの1時間はお金に換算するといくらでしょうか?

一緒にいる人の1時間はお金に換算するといくらでしょうか?

この時間単価価値を「測る」技術は何よりも身につけなければならないスキルといえるでしょう。

 

ちょっと前に、ちきりんさんの『マーケット感覚を身につけよう(ダイヤモンド社)』 (←オススメ)を紹介しましたが、まさしく、そのスキルです。

この「測る」技術があれば、自分の時間を無駄にする可能性も低くなりますし、一緒にいる相手も尊重できるようになります。

もしそれができていない・・・とすれば、もしかすると、知らず識らずのうちに相手に迷惑をかけている可能性がありますから注意が必要です。

 

話は長くなりましたが、「時間主義経済」とはこのように時間こそがお金の上位概念になります。

これからの時代、幸福に生きるために必須の知識と言えるでしょう。

オススメの一冊です。

新しい時代のお金の教科書 (山口揚平著書・ちくまプリマー新書)

他人の人生を生きるのではなく、自分の人生を生きたい方はどうぞ。

Let’s enjoy life!
作野裕樹