『ゆるいつながり〜協調性ではなく、共感性でつながる時代〜(本田直之著書・朝日新書)』感想。

『ゆるいつながり〜協調性ではなく、共感性でつながる時代〜(本田直之著書・朝日新書)』感想。

自由な人生を送るためには「人間関係」の築き方についても上達させなければなりません。

でないと、堅苦しい人間関係や生きづらい人間関係などに巻き込まれ、つらい人生を送ることになります。

本田直之氏の新刊『ゆるいつながり 協調性ではなく、共感性でつながる時代 (朝日新書)』を読みました。

本書では大きく、「昭和的」な古く、ヌメヌメした(※私独自の表現です)人間関係と、「現代的」な新しい、ゆるいけど、実は深く濃い人間関係とに分けて、比較解説しているユニークな本です。

昭和的な人間関係とは、「縦社会」で「上限関係」を重んじる、非常に息苦しい関係性。

現代的な人間関係とは、「横」のつながりで、ゆるくつながっていく関係性。

昭和的人間関係は、一見、暖かく、濃厚な気がしますが、生きづらく、実は希薄だと切っています。

 

ところが、ゆるいつながりは、一見、ドライに見えますが、生きやすく、会いたい時に会ったりとライトな関係なので長続きし、結果として濃厚な関係になると語っています。

確かに昭和風の人間関係って、「しきたり」や「こうあるべき」という人間論を押し付けることが多く、息苦しい感じがしますよね。

最悪なのは、「しきたり」を守ることが優先されて、相手の人間性がおきざりにされることがよくあります。

しかし、SNSが発達し、出会いが広がった現代社会はそういう人と付き合う必要性はないわけで、気づいたら勝手に捨てられます。

組織社会になれたオッサンたちは特に気をつけなければなりませんね。

 

さらに、本書でおもしろいなと思う点の1つは、「現代的」なツールの活用法を交えて解説している点です。

たとえば、instagram(インスタグラム)やfacebookの使い方の違いなど。

近年、「インスタ映え」という言葉が流行しているように、「インスタグラム」の活用が人生に大きく関わってくるようになりました。

しかし、インスタを人生にどう活用すればいいのか?というと、まだまだ世の中試行錯誤の段階で、これといった解については示されていません。

ところが、本書では本田直之氏がテクノロジーに強いこともあり、人生を豊かなものにするためのインスタ活用法についてもわかりやすく書いています。ここら辺の表現の仕方が本田氏の特徴ですね。古臭くなく、新しいものに敏感な若者たちの心をつかむ理由の1つです。

現段階でインスタグラムのような新しいツールの使い方を定義づける点は、名のある著者にしてみればすごく勇気がいるはずで、本当に尊敬に値します。

 

良い点の2つ目は、「オリジナリティ」の重要性について語っている点。

「ゆるいつながり」で人生を豊かなものにするためには、その人自身の「オリジナリティ」を磨くことが重要であると。

でないと、「あんた誰?」となって次がないということです。

だからこそ、オリジナリティを磨きましょう、と本書では語っています。

私もその点納得です。これからの時代、誰でもできる仕事はAIやコンピュータがやってくれるでしょうから、豊かな人生を送りたければ「自分にしかできないこと」を磨き、表現していくことが重要です。

 

ということで、これからの時代、自由に生き、人生を豊かなものにするためには、目指すべきは「ゆるいつながり」であり、そして、「ゆるいつながり」に合わせたコミュニケーション方法を身につけていかなければなりません。

人生を自由に生きるためには「人間関係」の築き方も上達させる必要があります。

「ゆるいつながりで生きたい!」「その方法を知りたい!」という方は、本田直之氏の『ゆるいつながり 協調性ではなく、共感性でつながる時代 (朝日新書)』を読まれてみてはいかがでしょうか。

私としては「この生き方で間違ってなかったんだ」と再確認できてよかったです。

Let’s enjoy life!
作野裕樹