iDeco(確定拠出年金)は一人会社や小さな会社の社長にとって多くのメリットがあります。復習になりますが、1つ目はお金を出した時に所得税控除の節税メリットがあること、2つ目はその資金の運用益も非課税メリットがあること、3つ目は受け取り時も退職所得控除枠を使って節税になること、さらに付け加えるなら社会保険料も安くなります。

これだけメリットだらけなのですから、加入しない方がもったいないと思うのですが、なぜ、金融機関は小さな会社や一人会社に「iDeco加入しましょう!」と大々的に宣伝したり、営業しないのでしょうか?

答えは「彼ら(金融機関)が儲からないし、面倒だから」です。iDecoは加入する私たち(経営者)には恩恵があるのですが、金融機関側はほとんどメリットがありません・・・。儲からないのです。

例をあげれば、一人会社の場合、iDeco口座をたった1つ作って、投資としたとしても、金融機関が受け取れる手数料は些細なものなのです。せっかく苦労して、口座開設したり、iDecoの手続きをしたりしても、金融機関はあまりうまみがありません。なので、彼らは小規模企業や一人会社にはiDecoを積極的にオススメしません。

逆に「どうでもいい投資信託」とかは手数料が高いため、積極的に勧めてきますけどね(笑)。資産をきちんと残したいなら、金融機関の思惑に乗せられないことが肝要です。

ところが、もし、従業員1000人の企業だったらどうでしょうか?一度に多数の口座が作れたり、iDecoで投資したりすればその度に手数料がたくさん入ってきますから儲かります。

ですから、彼ら(金融機関)は、大企業はiDeco申し込みウェルカムです。内心「一人会社や小さな会社は煩わしい」と思っていつつもです。

けど、私たち経営者にとっては、iDecoは大きな恩恵がありますから、使わない手はありません。私が調べたところ、金融機関の中でもSBIは一人会社や小規模企業もウェルカムです。彼らも金融機関の中ではベンチャーの立場ですから、その辺りのマーケットも積極的に取りに行こうという姿勢なのでしょう。ありがたいですね。ただ、やはり圧倒的に担当する人手が足りていないという話は聞いています(笑)。